Docker は、コンテナーと呼ばれる緩やかに分離された環境でアプリケーションをパッケージ化して実行する機能を提供します。 分離とセキュリティーにより、特定のホストで多数のコンテナーを同時に実行できます。 コンテナーは軽量で、アプリケーションの実行に必要なものをすべて含んでいるため、現在ホストにインストールされているものに依存する必要はありません。 作業中にコンテナーを簡単に共有できて、共有する全員が同じコンテナーで同じ作業を行うことができます。

この Docker CLI チートシートは、イメージ、コンテナ、Docker Hub とインターフェースするためのクイック CLI コマンドを、インストールして使用するための簡潔なガイドを提供します。

Docker Desktop は、Mac、Linux、Windows で利用できます。
https://docs.docker.com/desktop

Docker を使用するプロジェクト例を表示する。
https://github.com/docker/awesome-compose

Docker の使用方法については、Docker 公式サイトのドキュメントをご覧ください。
https://docs.docker.com

Docker イメージは、軽量かつスタンドアローンで実行可能なソフトウェアパッケージで、アプリケーションの実行に必要なすべて（コード、ランタイム、システムツール、システムライブラリ、設定など）を含んでいます。

Dockerfile からのイメージをビルドする。

$ docker build -t <イメージ名>

キャッシュなしで Dockerfile からイメージをビルドする。

$ docker build -t <イメージ名> . –no-cache

ローカルイメージを一覧表示する。

$ docker images

イメージを削除する。

$ docker rmi <イメージ名>

未使用のイメージをすべて削除する。

$ docker image prune

Docker Hub は Docker 社が提供するサービスで、コンテナーイメージをチームと共有するためのものです。 詳細とイメージは https://hub.docker.com をご覧ください。

Docker にログインする。

$ docker login -u <ユーザー名>

Docker Hub にイメージを公開する。

$ docker push <ユーザー名>/<イメージ名>

Docker Hub でイメージを検索する。

$ docker search <イメージ名>

Docker Hub からイメージを取り出す。

$ docker pull <イメージ名>

Docker デーモンを起動する。

$ docker -d

Docker のヘルプを表示する。すべてのサブコマンドで -help オプションを使用することもできます。

$ docker --help

システム全体の情報を表示する。

$ docker info

コンテナーは、Docker イメージのランタイムインスタンスです。 コンテナーは、インフラストラクチャーに関係なく、常に同じように実行されます。 コンテナーは、ソフトウェアを環境から分離し、たとえば開発環境とステージング環境の違いなどにかかわらず、ソフトウェアが均一に動作することを保証します。

イメージからコンテナーを作成し、カスタム名で実行する。

$ docker run --name <コンテナー名> <イメージ名>

コンテナーを実行し、コンテナーのポートをホストに公開する。

$ docker run -p <ホストポート>:<コンテナーポート> <イメージ名>

バックグラウンドでコンテナーを実行する。

$ docker run -d <イメージ名>

既存のコンテナーを開始または停止する。

$ docker start|stop <コンテナー名>（または <コンテナーID>）

停止しているコンテナーを削除する。

$ docker rm <コンテナー名>

実行中のコンテナー内でシェルを開く。

$ docker exec -it <コンテナー名> sh

コンテナーのログを取得して追跡する。

$ docker logs -f <コンテナー名>

実行中のコンテナーを検査する。

$ docker inspect <コンテナー名>（または <コンテナーID>）

実行中のコンテナーを一覧表示する。

$ docker ps

すべてのコンテナー（実行中および停止中）を一覧表示する。

$ docker ps --all

リソースの使用状況を表示する。

$ docker container stats